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トレーニング

他者のトレーニングメニューは “参考にするけど鵜呑みはしない” を心がける

札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。

今回は「他者のトレーニングメニューは “参考にするけど鵜呑みはしない” を心がける」というタイトルで記事を書いていきます。

参考にするけど鵜呑みはしない

トレーニングをある程度継続すると、他の人たちがどんなメニューを組んでいるのかはやはり気になってくるものです。

上の人たちが取り入れている方法をメニューに組み込んでみたり、逆に効果が出ていない人たちが取り入れている方法をメニューから外してみたり、そんなご経験があるのではないでしょうか?

私自身もトレーニングを始めたばかりの頃は、ジムにいるヌシ的なムキムキマッチョマンの方法を真似てみたり、逆に何年もジム通いをしているのに体つきや重量が一切変わっていない細身なお兄ちゃんの方法を反面教師にしてみたり、そんな経験があります。

しかし、この考え方はちょっと危険かもしれません。


まず、トレーニングで得られる効果は、ほんの少しの違いで大きく変わることが確認されています。

例えば、ふくらはぎを鍛える種目に「カーフレイズ」と呼ばれるエクササイズがありますが、足首を反った状態付近での反復と、足首を寝かせた (伸ばした) 状態付近での反復では、腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭ともに前者の方で有意な肥大が認められました。詳しくは ⇨「筋トレでは “筋肉を伸ばす” “ストレッチをかける” を意識することが大切」を参照。

また、上腕三頭筋を鍛える種目に「フレンチプレス」と「プッシュダウン」と呼ばれるエクササイズがありますが、長頭・内側頭・外側頭すべての部位で前者の方が有意に肥大したようです。詳しくは ⇨「フレンチプレス vs. プッシュダウン 上腕三頭筋を鍛えるに効果的なのはどっち?」を参照。

つまり、トレーニングで得られる効果は、可動域や種目によって異なると言えます。


先ほど「トレーニングで得られる効果は、可動域や種目によって異なる」とお伝えしましたが、実はトレーニングで得られる効果は、それ以外にも個人によって大きく変わることが確認されています。

全く同じメニューなのにも関わらず、トレーニングに対する反応が良い人と悪い人がいるということです。

このトピックについて詳細は以下をご一読ください。
トレーニングと個人差 筋トレの効果はその人によって大きく変わるって本当?
トレーニングの効果には個人差が出る 他人と自分を比べるメリット・デメリット

なぜこのようなことが起こるのかというと、例えば栄養状況・睡眠時間・ストレスの程度など様々な要因が挙げられていますが「遺伝子」=「生まれながらにして持っている才能 (体質) 」が最たるものとして考えられています。


さて、ここから本題ですが、もし目の前にムキムキマッチョマンと細身なお兄ちゃんがいたとして、2人ともトレーニングを行っており「果たしてどちらの方が効果的なメニューを実施しているのか?」と問われた場合、おそらく多くの方が前者の方を指差すことでしょう。

が、ここで思い出してもらいたいのが「トレーニングで得られる効果は、可動域や種目、そして個人によって異なる」になります。

「ムキムキマッチョマンだとしてもそれは遺伝子に恵まれていただけで、効果的なメニューを実施していなく、細身なお兄ちゃんだとしてもそれは遺伝子に恵まれていなかっただけで、効果的なメニューを実施している」という可能性があるわけです。

もちろん、シンプルに「ムキムキマッチョマン = 効果的なメニューを実施している、細身なお兄さん = 効果的なメニューを実施していない」という可能性もありますし、むしろその確率の方が高いかもしれません。

とは言えど、定量化は難しく、確実にそうだとは断言できないのは明らかであり、とするのであれば、見た目からの情報のみで正誤の判断を下すのは望ましくないはずです。

ぐだぐだ長くなりましたが、要は「他者のトレーニングメニューを盲目的に信じるのはやめましょう」が今日のブログでお伝えしたかったことになります。

あくまでも “参考にするけど鵜呑みはしない” を心がけていただければ幸いです。

最後に

今回は「他者のトレーニングメニューは “参考にするけど鵜呑みはしない” を心がける」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

備忘録的な内容でした。

次回作もご期待ください。



札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。


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