札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
トレーニングは、通常筋肉量の増加や筋力の向上を目的に実施されますが、高血圧の改善や骨密度の上昇など、健康の増進にも寄与するとの報告がいくつもなされています。
それについては、以前下のブログで解説をしました。
・40代以上必見 トレーニングには高血圧を改善させる効果がある
・トレーニングで骨が丈夫になる?筋トレと骨密度の関係について
しかし、トレーニングは見た目や生活の質だけでなく、記憶力にも有益な作用をもたらすかもしれません。
今回は「トレーニングは頭に良いって本当? 記憶力に及ぼす影響について」というタイトルで記事を書いていきます。
トレーニングが記憶力に及ぼす影響について
Enhanced memory and hippocampal connectivity in humans 2 days after brief resistance exercise
この研究では、健康な若年男女を対象に「トレーニンググループ」と「コントロールグループ」の2つに分け、記憶力にどのような影響を及ぼすのかについてを調べています。
流れは至ってシンプルで、
・トレーニンググループ:1回目の記憶テスト → 20分後トレーニング → 2日後に2回目の記憶テスト
・コントロールグループ:1回目の記憶テスト → 2日後に2回目の記憶テスト
こんな感じです。
記憶テストは「the auditory verbal learning test」と「standard verbal paired-associate learning test」が実施されており「1回目の記憶テストで出題された単語リストを、2回目の記憶テストで覚えているかどうかをチェックする」みたいなものだと捉えていただければ問題ありません。
トレーニングプログラムは以下を参照ください。
種目 | レッグカール・レッグエクステンション |
重量 | 75 〜 80%1RM |
回数 | 8回 |
セット数 | 3セット |
セット間休憩時間 | 1分 |
所要時間 | 約7分 |
そして結果ですが、トレーニンググループは単語リストの 63% を覚えていたのに対し、コントロールグループは単語リストの 53% を覚えていたのに留まり、つまり「トレーニングを行うことによって、記憶力に良い影響が及ぶ可能性が示唆された」とまとめられます。
これと似たような研究は他にも見られるのですが、トレーニングは見た目や生活の質だけでなく、記憶力にも有益な作用をもたらすとの報告がいくつかなされています。
具体的なメカニズムははっきり分からないものの、ホルモン分泌量・血流・神経の可塑的変化等が候補として挙げられるようです。
個人的な経験論からも、ずっと仕事(特にパソコン業務)に打ち込むよりかは、10分でも身体を動かした方がタスクを効率的にこなせたり、またナイスな案が浮かんだりすることがあり、これまでお客様からも同じようなセリフを多く頂戴してきました。
そのため、いわゆる「頭」を酷使する場面では、ずっと長い時間机と向き合うのではなく、ここはあえて作業を一旦中断し、トレーニングに取り組むのもアリかもしれません。
もっとも、疲労困憊に至る = 限界まで追い込みをかけると逆効果になるリスクも懸念されるため、トレーニング時間は30分 〜 1時間程度に収めるのが無難だと思われます。
最後に
今回は「トレーニングは頭に良いって本当? 記憶力に及ぼす影響について」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。