札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
ダイエット = 体脂肪減少を成功させる手段の1つに「絶食」があります。
絶食は「ファスティング」と呼ばれることもあり、近年美容や健康を目的に実践されている方が増えているとかいないとか。
※ 絶食とファスティングは「似て非なるもの」とする機関もあるのですが、ここでは単に「食事を控える行為」として明確に区別せず、混同して使用しています。
絶食の良し悪しに関しては、パーソナルトレーナーの間でも意見が分かれるのですが、もし仮に記録が残されているのであれば、それはどれほどのものなのでしょうか?
今回は「1年間の絶食? 人間最大どのくらいの期間何も食べずに生きていけますか?」というタイトルで記事を書いていきます。
結論
最初に結論からお伝えしますと、1965年6月14日から1966年6月30日まで、脅威の「382日間」です。
アンガス・バービエリと絶食
スコットランド出身の男性アンガス・バービエリ (1938年または1939年 〜 1990年9月) は、1965年6月14日から1966年6月30日までの382日間に渡り絶食を行った。
自宅で生活を続けながら定期的に病院で診察を受け、ビタミン剤・酵母エキス・紅茶・コーヒー・炭酸水等で栄養素を補った。
体重は絶食前で207kgあり、最終的には82kgまで減少、マイナス125kgというとてつもない成果を挙げた。
アンガス・バービエリの両親はフィッシュ&チップス店を経営しており、その影響か彼は幼少期の頃から体格が大きく、日常的に人の手助けを必要としていた。
絶食を開始する4年前の1961年4月、スポーツ観戦のためスタジアムに向かうことになったが、送迎バスには一人で乗り込めなかったり、到着後は回転式の入り口ゲートを通れなかったりした。
27歳になった1965年、メアリーフィールド病院に入院し絶食を実行。
当初は短期間の予定であったが、本人の強い希望で長期間に延長した。
食事の誘惑を避けるため、両親が営むフィッシュ&チップス店の手伝いをやめ閉店。
彼曰く「次第に食べたいという欲求すら消えていった」とのこと。
絶食期間中、彼が口にしたものは下記の通り。
・ビタミン剤
・電解質
・酵母
・カロリーゼロの飲み物 (紅茶・コーヒー・炭酸水)
ほとんどの期間は自宅で過ごし、通院にて定期検査 (血液・尿検査) を受けた。
便検査はされなかったものの、最長で48日間排便がなかった。
207kgあった体重が、82kgに到達したところで絶食は終了。
その後の10日間は、塩分・糖分を含んだ液体食で胃を慣らし固形食に移行した。
約1年ぶりとなる食事は、1966年7月11日。
ゆで卵1個とバターを塗ったトースト1枚を食べ、彼は記者に対してこう語った。
「食べ物の味なんて忘れてたよ……。でも大丈夫だ。お腹が少しいっぱいだけど、とても楽しめた」
1971年度版のギネス・ワールド・レコーズにて、この絶食期間は最長記録として公式認定を受けた。
医師たちは、入院せず食欲の誘惑に打ち勝ったことに驚愕。
最も注目すべきことは、健康に対する有害な影響を示さなかったこと。
絶食終了後には、スペインへ3週間のバカンスにも出かけた。
1973年の追跡調査では、89kgを維持していたことも判明。
その後、妻メアリーと結婚し2人の息子をもうけた。
1990年9月、死去。
最後に
今回は「1年間の絶食? 人間最大どのくらいの期間何も食べずに生きていけますか?」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。