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トレーニング

当たり前だけど限界まで追い込めばトレーニングの疲労回復は遅くなる

札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。

今回は「当たり前だけど限界まで追い込めばトレーニングの疲労回復は遅くなる」というタイトルで記事を書いていきます。

限界 vs. 非限界

Influence of Resistance Training Proximity-to-Failure, Determined by Repetitions-in-Reserve, on Neuromuscular Fatigue in Resistance-Trained Males and Females

この研究では、平均年齢約30歳のトレーニング経験を持つ男女を対象に、以下3つの異なるプログラムでベンチプレスを実施し、その後の疲労や回復についてを調べています。

① 全セット限界まで
② 全セット1回分の余力を残して
③ 全セット3回分の余力を残して

各プログラムの変数は基本統一されており、負荷は75%1RM、セット数は6セット、セット間休憩時間は4分だったみたいです。

疲労や回復が次のセッションに影響を及ぼさないよう、プログラム間は少なくとも96時間の間隔が設けられました。

< 大まかな流れのイメージ >
月曜日:ベンチプレスを75%1RMの負荷で6セット、セット間のインターバルは4分とし全セット限界まで追い込む。
土曜日;ベンチプレスを75%1RMの負荷で6セット、セット間のインターバルは4分とし全セット1回分の余力を残す。
木曜日:ベンチプレスを75%1RMの負荷で6セット、セット間のインターバルは4分とし全セット3回分の余力を残す。

そして、トレーニングの前・直後 (厳密には4分後)・24時間後・48時間後にベンチプレスのバーベル挙上速度を計測した結果がこちらになります。

・トレーニング直後、全てのプログラムで有意な低下が確認されたが「限界まで」は「1回分余力」と「3回分余力」よりも大きく低下した。
・トレーニング24時間後「限界まで」と「1回分余力」で有意な低下が確認されたが「3回分余力」では低下が見られなかった。
・トレーニング48時間後、全てのプログラムで低下は見られなかった。

なお、24時間後と48時間後の筋肉痛も評価されており「限界まで」は「1回分余力」と「3回分余力」よりも強く生じたとのことです。

つまり「追い込めば追い込むほど、トレーニングの疲労回復は遅くなる可能性が示唆された」とまとめられます。


以前も似たようなブログを投稿しているのですが「そのトレーニングでどれほど追い込むのかによって疲労の回復度合いは変わる」そこで紹介した研究でも同じような結果が得られています。

まぁ、当たり前と言えば当たり前ですが、トレーニングでは限界近く追い込むほど疲労の回復が遅くなるみたいです。

そのため、例えば連続する日 or 中の休息日があまり取れない日にトレーニングを行う場合は、1日目に頑張りすぎると2日目のパフォーマンスがガクンと低下する可能性が考えられるため、力をある程度温存することを意識 & 注意しておいた方が良いかもしれません。

最後に

今回は「当たり前だけど限界まで追い込めばトレーニングの疲労回復は遅くなる」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

次回作もご期待ください。



札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。


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