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トレーニング

そのトレーニングでどれほど追い込むのかによって疲労の回復度合いは変わる

札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。

今回は「そのトレーニングでどれほど追い込むのかによって疲労の回復度合いは変わる」というタイトルで記事を書いていきます。

異なる速度損失とトレーニング後の疲労回復について

Time Course of Recovery Following Resistance Exercise with Different Loading Magnitudes and Velocity Loss in the Set

研究内容をザックリ書き出します (※ 説明をわかりやすくするため、省略している部分が多々あります)

トレーニング経験のある若年男性を対象に、スクワットを「速度損失20%」「速度損失40%」の条件下で別日に3セット実施した。

運動前・運動直後・6時間後・24時間後・48時間後に挙上速度を測定した。

・「速度損失20%」では、運動直後のみ有意な低下が確認された。
・「速度損失40%」では、運動直後・6時間後・24時間後まで有意な低下が確認された。


この研究では、トレーニング経験のある若年男性を対象に、スクワットを「速度損失20%」「速度損失40%」の条件下で別日に3セット実施し、運動前・運動直後・6時間後・24時間後・48時間後に挙上速度を測定しています。

流れですが、まず参加者達にはスミスマシンを使用したスクワットを行ってもらいました。

上昇局面、つまり立ち上がる際にはできるだけ速くスピーディーを意識するよう指示されており、このときセンサーにてその「挙上速度」を測定しています。

「速度損失20%」は挙上速度が20%低下したところでストップ、「速度損失40%」も挙上速度が40%低下したところでストップ、です。

レップ数を重ねると、疲れの影響で挙上速度は徐々に低下しますが、つまり速度損失20%は「ちょぴっと疲れてきたところ」速度損失40%は「結構疲れてきたところ」だとイメージしていただければ問題ないでしょう。

そして、事前に定められた重量にて、運動前・運動直後・6時間後・24時間後・48時間後に (スクワットの) 挙上速度を測定した結果、

・「速度損失20%」では、運動直後のみ有意な低下が確認された。
・「速度損失40%」では、運動直後・6時間後・24時間後まで有意な低下が確認された。

このようなデータが得られ、要は「追い込むほど疲労の回復が遅れた」とまとめることができます。


他いくつかの研究も眺める限り、当たり前と言えば当たり前ですが、トレーニングでは追い込むほど疲労の回復が遅れるみたいです。

しかし、当たり前だと思っていたものが当たり前じゃなかったり、当たり前じゃないと思っていたものが当たり前だったりするの世の中ですので、そういった意味ではこの報告をもって、皆様の確信もより強いものになったのではないでしょうか。

今回の知見をトレーニングに応用すると、例えば連続する日 or 中の休息日があまり取れない日にトレーニングを行う場合は、1日目に追い込みすぎると2日目のパフォーマンスがかなり低下する可能性が考えられるため、余力をある程度残すことを意識 & 注意しておいた方が良いかもしれません。

最後に

今回は「そのトレーニングでどれほど追い込むのかによって疲労の回復度合いは変わる」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

次回作もご期待ください。



札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。


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