札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
ダイエットを継続していると、体重の減少が一定期間滞る、いわゆる「停滞期」が訪れることがあります。
食事制限とか運動とかを頑張って、せっかくダイエットに励んでいるのに、結果が現れないのはなかなか辛いものです。
しかし、停滞期だからといって「ダイエットの効果が出ていない。もっともっと頑張らないと!」と判断し無茶をするのは、まだ少し早いかもしれません。
今回は「ダイエットでの注意点について 停滞期 ≠ ダイエットの効果が出ていない」というタイトルで記事を書いていきます。
短めです。
体重を構成する要素
まず、私たちの「体重」は、様々な身体組織や器官のトータルによって、最終的にその重さが決定されます。
組織・臓器 | 重さ (kg) | 割合 (%) |
骨格筋 | 28 | 40 |
脂肪 | 15 | 21 |
骨 | 5 | 7.1 |
血液 | 5.5 | 7.9 |
皮膚 | 2.6 | 3.7 |
肝臓 | 1.8 | 2.6 |
中枢神経系 | 1.4 | 2 |
消化管 | 1.2 | 1.7 |
肺 | 1 | 1.4 |
出典:Report of the Task Groupon Reference Man
上の表は、少し古いデータなのですが、男性 (70kg) における身体組織や器官の重さと割合を表しており、こんな感じで、骨格筋・脂肪・骨・血液など、体重を構成する要素には様々なものがあります。
また、ここでは記載していませんが、体内に含まれる水分量であったり、お腹の中にある消化内容物 (食べたもの) なんかも、体重を構成する要素の1つです。
停滞期 ≠ ダイエットの効果が出ていない
冒頭で触れた通り、ダイエットを継続していると、体重の減少が一定期間滞る、いわゆる停滞期が訪れることがありますが、私が知る限り、これについての厳密な定義は存在しません。
よって、それを停滞期と判断するかどうかは、皆様個人の感覚に委ねられるわけですが、おそらく一般的には「 (適切なダイエットを行っているはずなのにも関わらず) 10日前後に渡って、体重に明らかな変化が見られない状況」と認識されている印象を受けます。
しかし、パーソナルトレーナーとしての見解をお伝えすると、10日前後に渡って、体重に明らかな変化が見られなかったとしても、ダイエットの効果が出ていないと判断するのは、あまりオススメしていません。
というのは、先述したように、私たちの体重は、様々な身体組織や器官のトータルによって、最終的にその重さが決定されるからです。
仮に、体脂肪が1kg落ちていたとしても、体内に含まれる水分量であったり、お腹の中にある消化内容物が合計で2kg増えていれば、体重は+1kgと表示されます。
つまり、一般的に認識されているであろう「体重の減少が一定期間滞る」という停滞期は、体脂肪の変化を正確に反映しておらず「本質的な意味での停滞」とは、まるっきり異なるものだということです。
人間、むくむ時もあれば便秘になる時もあるわけで、それは日単位ではなく、週単位で起こることも珍しくありません。
「10日前後に渡って、体重に明らかな変化が見られない状況」を停滞期と呼ぶ分には問題ないのですが、本質的な意味での停滞とは必ずしもイコールにならない、そして、その停滞期が本質的な意味での停滞かどうかを見極めるには、最低でも2週間、理想としては1ヶ月前後かける必要がある、と覚えていただければ幸いです。
最後に
今回は「ダイエットでの注意点について 停滞期 ≠ ダイエットの効果が出ていない」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
本当は、ダイエットにおける本質的な意味での停滞について、およびそれはなぜ起こるのか? その対処法は? などを事細かにお伝えする予定だったのですが、かなり文字数が長くなりそうだったので、また違う機会にでもブログで紹介できればと思います。
次回作もご期待ください。