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ダイエット

【ダイエット】変化は体組成計よりメジャーや服のサイズで判断した方が良い

札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。

おそらく、多くの方が体組成計を使って、ダイエットの成果を調べられているかと思います。

※ 体組成計:体重のほか、体脂肪率や骨格筋率・BMIなんかを調べることができるやつ

「昨日より体脂肪率が0.5%減った!」「先月と比べて骨格筋率が1%増えた!」みたいな感じで。

体組成計は、ネットでも実店舗でも数千円から購入することができますし、最新のちょっとお高いモデルなんかでは、部位ごとに体脂肪率や骨格筋率を測定することも可能ですので、ほとんどの自宅・スポーツジムにも置かれている印象があります。

やはり、ダイエットの成果が数値として現れるのは純粋に嬉しいですし、モチベーションの維持・向上にも良い影響があるかと感じますので、体組成計は有効活用するに越したことはないでしょう。

しかし一方で、体組成計には1つ大きなデメリットがあります。

「ズレ」です。

今回は「【ダイエット】変化は体組成計よりメジャーや服のサイズで判断した方が良い」というタイトルで記事を書いていきます。

生体電気インピーダンス法 (BIA法)

一般的な体組成計は、生体電気インピーダンス法 (Bioelectrical impedance analysis:通称 BIA法) と呼ばれる方法で、身体に微弱な電流を流し、その時に得られる電気抵抗から、体脂肪率や骨格筋率といった身体組成を測定しています。

これは「体脂肪は電気が流れにくく、骨格筋 (筋肉のことです) は電気が流れやすい」という特性を利用したものです。

上は、皆様も見たことがあるであろうよくある体組成計をイラストにしたものですが、金属プレートに素足で乗り、金属部分を握ることによって、効率よく身体に微弱な電流を流せる仕組みとなっています。

BIA法のデメリット

BIA法を利用した体組成計は、先ほどお伝えした通り安価で、場所もほぼ取らず、かつ誰もが簡単な入力のみで手軽に身体組成を測定することができるわけですが、1つ大きなデメリットがあります。

それが、ズレ (誤差) です。

繰り返しになりますが、BIA法は「身体に微弱な電流を流し、その時に得られる電気抵抗」から、体脂肪率や骨格筋率といった身体組成を測定するため、例えば体水分量、例えば電解質濃度に影響を受けることが確認されています。

つまり、汗をかいているかどうか?測定の何分前に飲食をしたか?によって、測定値が変動するということです。

本当の体脂肪率が25%だったとしても、ちょっと汗をかいただけで24%になったり、ちょっと水を飲んだだけで26%になったりするわけです。

食事制限を頑張って、トレーニングもして、本当はしっかりとダイエットの成果が出ているのにも関わらず、測定値では効果が見られないばかりか「体脂肪率は0.5%増加!骨格筋率は1.0%減少!」みたいな悲しい表示がされる場合もあるということです。

こうなっては、無理な食事制限に走ったり、過剰なトレーニングで身体を壊したり、それまでの努力を水の泡にしてしまうことだって考えられます。

モチベーションもガクンと下がってしまうことでしょう。

そのため、もしBIA法を利用した体組成計で身体組成を測定する際は、高い精度を保証するためにも、測定前の運動・水分摂取・測定時の体液状態・体温・環境温度など、電気抵抗値に影響を及ぼすであろう要因を、十分にコントロールする必要があるとのことです (1) 。

しかし、現実問題として、これらの要因全てをうまくコントロールするのは、かなり大変なことかと思います。

そのような理由から、BIA法を利用した体組成計で身体組成を測定する際は

・測定値にはズレがあることを理解しておき、参考程度に留める
・数日の短期的なスパンではなく、数週間の長期的なスパンで変動を見る

ことがオススメされています。

メジャーや服のサイズで判断を

先ほど、BIA法を利用した体組成計で身体組成を測定する際の注意点をお伝えしましたが、それ以外の方法でも、定期的にダイエットの成果を調べられた方が良いかもしれません。

具体的には、メジャーで腹囲を測ったり、服のサイズで着心地をチェックしたり、といった感じです。

メジャーで腹囲を測るにも、ちょっとした技術が必要になるかもしれませんが「おへその所から一周」みたいにルールを決めれば、毎回そこまでの差が出ることはまずないでしょうし、デニム生地の服なんかがあれば、洗濯で伸び縮みする心配もありませんので「お、ちょっと緩くなってきたかも」と感覚でダイエットの成果がわかるかと思います。

最後に

今回は「【ダイエット】変化は体組成計よりメジャーや服のサイズで判断した方が良い」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

次回作もご期待ください。

 

参考文献

(1) 身体組成の評価方法間にみられる身体密度および体脂肪率の差の検討

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