札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
今回は「筋トレをしているならプロテインは必要ですか?飲まなきゃダメですか?」というタイトルで記事を書いていきます。
はじめに
トレーナー業をしていると、定期的にお客様から質問をお受けしますが、その中の1つに「プロテインについて」があります。
「筋トレをしているならプロテインは必要なのでしょうか?飲まなきゃダメなのでしょうか?」的な内容です。
プロテインは、老若男女関係なく周知されているであろうメジャーなサプリメントであり、SNSやインターネットを開けば、多くのトレーニーが摂取しているシーンを見かけられるかと思います。
そのため、特に筋トレを始められたばかりの方においては「筋肉=プロテイン」という構図が出来あがっていることでしょう。
しかし、結論をお伝えすると、そんなことはありません。
プロテインは必要でも飲まなきゃダメなものでもなく、摂らなくて全然OKです。
ただ、ここまでプロテインが多くの方達に愛飲されているのには、やはりそれなりの理由があります。
ここからは、
① プロテインは必要でも飲まなきゃダメなものでもない理由
② プロテインが多くの方達に愛飲されている理由
の2点について、詳しく触れていきたいと思います。
① プロテインは必要でも飲まなきゃダメなものでもない理由
まず、筋肉をつけるためには、その材料となるタンパク質を摂取しなければいけません。
タンパク質を摂取しなければ、どれだけハードな筋トレをしようと、筋肉がつくことはないとお考えください。
いくら優秀な大工を何人揃えようと、建築資材がなければ家屋を建てられないのと同じように。
では、タンパク質を多く含んだ食品としては何があるのかというと、肉類・魚介類・大豆類、そしてプロテインなどが挙げられます。
もうお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、プロテインはあくまでも、タンパク質を多く含んだ食品の1つに過ぎません。
つまり、肉類・魚介類・大豆類などから十分量のタンパク質を摂取できているのであれば、プロテインは一切不要になるわけです。
実際、例えば (1) では、
・男女30人が被験者。
・彼らを2つのグループに分ける。
・食事 + プロテインでタンパク質を摂取するグループ。
・食事のみでタンパク質を摂取するグループ。
・筋トレの他、インターバルスプリント・ストレッチ (ヨガやピラティス) ・有酸素運動などをそれぞれ週に1回実施。
という内容の研究が行われているのですが、どちらのグループも、体組成において同等の改善が確認されました。
つまり「食事 + プロテイン」でも「食事のみ」でも、同量のタンパク質を摂取できているのであれば「筋肉をつける効果も同じ」ということになります。
このような理由から「プロテインは必要でも飲まなきゃダメなものでもありません」と先述したわけです。
摂らなくて全然OKです。
② プロテインが多くの方達に愛飲されている理由
先ほど、プロテインは必要でも飲まなきゃダメなものでもない理由をお伝えしました。
一方で、プロテインが多くの方達に、特に筋トレ愛好家達から愛飲されている現状があるのは事実です。
では、なぜそうなっているのかというと「手軽で便利」「コスパが良く味も豊富」の2点が挙げられます。
まず、プロテインは粉末状の栄養補助食品であるため、手軽にタンパク質を摂取でき、シェイカー (専用の容器) と水さえあれば、持ち運びも簡単で場所も選びません。
また、プロテインは様々な食品の中でも、タンパク質1gあたりの単価がかなり安く設定されており、最近では珍しい & 美味しいフレーバーも展開されています。
ざっくり言うと、プロテインはタンパク質を摂取するうえで「楽」かつ「継続しやすい」ということです。
そのため「どうしても粉末感が苦手」や「お腹を満たすなら固形物の方が良い」のように、何か理由がない場合は、プロテインの活用がオススメされています。
最後に
今回は「筋トレをしているならプロテインは必要ですか?飲まなきゃダメですか?」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
個人的にも、タンパク質の摂取が楽、そして継続しやすいという点から、何か理由がない場合は、お客様にもプロテインの活用をオススメしています。
しかし、一口にプロテインとは言えど、原材料や製造方法の違いから、ホエイ・ソイ・WPC・WPIなど、いくつかの種類に分けることができます。
それらの違いにつきましては、追々記事にまとめていく予定です。
次回作もご期待ください。
参考文献
(1) Protein-Pacing from Food or Supplementation Improves Physical Performance in Overweight Men and Women: The PRISE 2 Study