札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
今回は「睡眠不足の悪影響 アスリート・トレーニーは十分な睡眠時間の確保を心がけよう」というタイトルで記事を書いていきます。
はじめに
一般的に、睡眠時間の長さは健康や生活の質に影響を及ぼすと考えられています。
睡眠時間が短いと、例えば肌荒れが起きたり仕事中ボーッとする時間が増えたり、おそらく皆様にもそのようなご経験は山ほどおありのことでしょう。
トレーニング効果や傷害のリスクにも睡眠は関係しているとの報告がなされており、当サイトでも以前「睡眠時間の長さがトレーニングの効果や傷害リスクに及ぼす影響について」左のブログで解説をしました。
そんな中2025年の4月、睡眠不足がスポーツのパフォーマンスや主観的な運動強度にどう作用するのかを調べたシステマティックレビュー & メタアナリシスが公開されたみたいです。
睡眠不足がスポーツパフォーマンスや主観的運動強度に及ぼす影響について
細かい部分の説明はまた別で投稿するとして、ここでは主要な点をいくつかピックアップします。
① 睡眠不足はアスリートにおいて有酸素性持久力、爆発的パワー、最大筋力、スピード、スキルコントロールを有意に低下させ、主観的運動強度を有意に上昇させた。
② 初期睡眠不足では爆発的パワー、最大筋力、スピードが有意に低下し、後期睡眠不足ではスピード、スキルコントロールが有意に低下した。
③ 午前のテストと比較して、午後のテストでは有酸素性持久力、爆発的パワー、最大筋力などのスポーツパフォーマンスの低下が顕著に認められた。
睡眠不足はアスリートにおいて有酸素性持久力、爆発的パワー、最大筋力、スピード、スキルコントロールを有意に低下させ、主観的運動強度を有意に上昇させた。
まずは ① ですが、これは睡眠時間が少ないとスタミナ切れを起こしやすくなったり、高くジャンプできなくなったり、力が出にくくなったり、足が遅くなったり、上手に身体を動かせなくなったりするだけでなく、運動をキツく感じるようにもなるよ、ということです。
睡眠が不足して何も良いことはない、と捉えていただければ問題ありません。
初期睡眠不足では爆発的パワー、最大筋力、スピードが有意に低下し、後期睡眠不足ではスピード、スキルコントロールが有意に低下した。
次 ② ですが、夜10時から朝6時までの8時間睡眠が通常だとした場合、寝る時間が夜12時になったパターンは初期睡眠不足、起きる時間が朝4時になったパターンは後期睡眠不足と呼ばれ、それぞれのパターンで低下するスポーツパフォーマンスが異なったことを意味しています。
午前のテストと比較して、午後のテストでは有酸素性持久力、爆発的パワー、最大筋力などのスポーツパフォーマンスの低下が顕著に認められた。
最後 ③ ですが、一口に睡眠不足とは言っても、どのタイミングでテストを行うかによって結果は変わるとのことです。
仮に重要な試合があるとして、前日あまり眠れなかったとしても、午前開催であればそこまでの支障は出ないかもしれませんが、午後開催であれば明らかなスポーツパフォーマンスの低下を感じるかもしれません。
最後に
今回は「睡眠不足の悪影響 アスリート・トレーニーは十分な睡眠時間の確保を心がけよう」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
トレーニングに特化した内容ではありませんでしたが、やはり睡眠不足はスポーツパフォーマンスを有意に低下させるようです。
睡眠不足はほぼ間違いなくトレーニングにも支障をきたすと推測されるため、トレーニーは十分な睡眠時間の確保を心がけるに越したことはないでしょう。
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。