札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
今回は「トレーニーは風邪をひきやすいって本当? トレーニング後に注意したいこと」というタイトルで記事を書いていきます。
トレーニングが健康に及ぼす影響
一般的に、トレーニングをはじめとした運動は、健康面において有益な影響をいくつも及ぼすことが確認されています。
例えばうつ病・不安症の症状を有意に軽減させるとか、高血圧を改善させるとか、骨密度を上昇させるとか。
それらに関しては、以前別のブログで詳しく解説していますので、ご興味のある方は下の画像リンクよりお進みください。
しかし一方で「トレーニングを始めてから風邪をひきやすくなった気がします」といったセリフをお客様から聞くことも多く、おそらく皆様にもそのようなご経験があるのではないでしょうか?
オープンウィンドウ
トレーニングに限らず「何かハードな運動を実施した後は風邪をひきやすい」という報告はこれまでいくつかなされており、例えば下の研究では「レクリエーションレベルの運動者」「エリートレベルのアスリート」「非運動者」の3群で、鼻詰まり・発熱・咳など上気道症状の有無を調査したところ、その発症比率は、レクリエーションレベルの運動者を「1」とした時、エリートレベルのアスリートは「4.5」非運動者は「1.9」だったとのことです。
Incidence, etiology, and symptomatology of upper respiratory illness in elite athletes
先述したように、トレーニングをはじめとした運動は、健康面において有益な影響をいくつも及ぼすことが確認されています。
が、それは長期的な話であり、状況によってはむしろ逆で、一時的ではあるものの免疫機能の低下が生じると考えられており、その現象名が「オープンウィンドウ」です。
はっきりわかっていない部分もあるのですが、何かハードな運動を実施した後は身体へのストレスにより、外からの攻撃に対しての抵抗力が弱まり、結果病気にかかりやすくなる、と捉えていただければ問題ありません。
よって「トレーニングを始めてから風邪をひきやすくなった気がします」はきっと間違いではなく、まさにおっしゃられる通りで、その可能性はかなり高いと思われます。
ではこのオープンウィンドウ、いつまで続くのか = 免疫機能が元に戻るまでの日数はどれくらいなのか? というと、運動の強度や時間などで変わるらしく、一概に「何日」と提示することは難しくなっています。
しかしながら大抵は、長くても72時間 = 3日程度で免疫機能はほぼ元に戻る印象です。
トレーニング後に注意したいこと
繰り返しになりますが、特にハードなトレーニングを実施した後は風邪をひきやすいため、体調管理にはより一層注意されることをオススメしています。
具体的な対策としては、
① 十分なタンパク質・ビタミン・ミネラルの摂取:トレーニング後のプロテインであったり、野菜・海藻・キノコ類などを積極的に食べる。
② 手洗い・うがいの徹底:スポーツジムでは器具に触れる機会が多々あるため、トレーニング終了後や帰宅後に必ず手洗い・うがいを行う。
③ 休息日の確保:肉体面・精神面両方において休まる日を取り入れる。
などが挙げられるでしょうか。
最後に
今回は「トレーニーは風邪をひきやすいって本当? トレーニング後に注意したいこと」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。