札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
少なくとも私が知っている限り、全てのジムでは常に音楽が流れています。
無音で黙々とトレーニングを行うよりかは、やはり何かしらの音楽が流れていた方が、気分が乗ったり & 楽しくなったりするからでしょう。
今回は「どのような音楽を聴くかによってトレーニングの質が変わるって本当?」というタイトルで記事を書いていきます。
トレーニング中の音楽がパフォーマンスに及ぼす影響について
Effects of Preferred vs. Nonpreferred Music on Resistance Exercise Performance
研究内容をザックリ書き出します。
トレーニング経験者を対象に「好きな音楽を聴いて」と「好きではない音楽を聴いて」の2条件下でベンチプレスを実施した。
ベンチプレスは、75%1RMの負荷・爆発的な動作・限界まで繰り返すように指示が出され、最大反復回数・モチベーション・バーベルの挙上速度等を調べた。
好きな音楽 | 好きではない音楽 | |
最大反復回数 (回) | 10.58 ± 2.07 | 8.9 ± 1.8 |
モチベーション | 80.4 ± 11.2 | 18.8 ± 9.29 |
バーベルの挙上速度 (m/s) | 0.62 ± 0.05 | 0.50 ± 0.09 |
結果、最大反復回数・モチベーション・バーベルの挙上速度等は、好きな音楽を聴いた方が、好きではない音楽を聴いた方よりも有意に大きかった。
この研究では、トレーニング経験者を対象に、好きな音楽を聴いた状態でベンチプレスを行う場合と、好きではない音楽を聴いた状態でベンチプレスを行う場合における、パフォーマンスの違いについてを検証しています。
流れとしては、
A君:まずは好きな音楽を聴いた状態でベンチプレスを行い、休息期間を設けて後日、今度は好きではない音楽を聴いた状態でベンチプレスを行う。
B君:まずは好きではない音楽を聴いた状態でベンチプレスを行い、休息期間を設けて後日、今度は好きな音楽を聴いた状態でベンチプレスを行う。
的な感じです。
そして結果はどうだったのかというと、最大反復回数・モチベーション・バーベルの挙上速度全てにおいて、好きな音楽を聴いた方が、好きではない音楽を聴いた方よりも有意に大きくなりました。
つまり、好きな音楽を聴いた方が、好きではない音楽を聴いた方よりも「より多くの回数を繰り返すことができ、やる気もアップして、スピーディーにウエイトを持ち上げられたよ」ということです。
個人的な感想
これに関しては、おそらく皆様もご経験があるかと思いますが、やはり好きな音楽と好きではない音楽では、前者の方がトレーニングのパフォーマンスを高めてくれるみたいです。
トレーニングのパフォーマンスが高まれば、その分大きな刺激が筋肉に入ることに繋がるため、長期的な効果も大きくなるであろうと考察できます。
なぜこのような結果になったのか、ハッキリ断言することはできませんが、覚醒度が向上したり、運動中の不快感・疲労から注意が逸れたりしたのが、理由の候補として挙げられるでしょう。
そのため、トレーニングを行う場合は、例えばヘッドフォンなどを付けて、好みの音楽を聴いてみるのも良いかもしれません。
きっと、いつも以上に筋トレの質が高まるはずです。
最後に
今回は「どのような音楽を聴くかによってトレーニングの質が変わるって本当?」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。