札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
お客様から質問を時折お受けするのですが、よく聞かれるものの1つに「筋肉の左右差の直し方」があります。
「ベンチプレスをすると、左だけが疲労して右は余力があります。これ、どうしたら良いですか?」みたいな感じです。
今回は「【初心者必見】筋肉の左右差の直し方 トレーニング・改善方法を紹介」というタイトルで記事を書いていきます。
左右差について
本題に触れる前に、個人的な見解をお伝えしますが、そもそも左右差はあって当然のものだと思っています。
私たち人間には利き手や利き足が存在しますし、生活の癖も見られますし、テニスや野球なんかのスポーツでは左右非対称な動作が要求されるわけで「左右差があるのが普通」という認識です。
実際、握力を調べた研究では、左右で有意差が確認されています (1) 。
しかし、過度な左右差は「見た目や姿勢に悪影響を及ぼす」「トレーニングのフォームが乱れる要因にもなる」との理由から、可能な限り少ないに越したことはないと考えられているのが現状です。
では、無くすまでとはいかなくとも、どうすれば左右差を縮めることができるのかというと、弱い側の成長速度を、強い側の成長速度よりも上回らせる必要が出てきます。
仮に、力の大きさを分かりやすく数値化して、左が「2」右が「5」だとしましょう (左が弱く右が強い) 。
この時、左右の成長速度が同じであれば、いつまで経っても「3」の差を縮めることはできません。
しかし、弱い左の成長速度を、強い右の成長速度より上回らせることができれば、その差は「2」になり「1」になり、やがては「0」へと向かうはずです。
そのため、筋肉の左右差の直し方としては、弱い側に対して、強い側よりも大きな負荷刺激を加えることが有効な手段となり得ます。
もちろん、オーバートレーニングにならない範囲で、が前提としてです。
トレーニング・改善方法
では、ここから具体的なトレーニング・改善方法を紹介していきますが、私がオススメできるやり方は2つあります。
左が弱く右が強いと仮定し、アームカールを元に話を進めていきましょう。
1つ目は「弱い左に強い右を合わせる」というものです。
まずは弱い左をアームカールで追い込み、5kg・10回・3セットできたとします。
そうしたら、それと同じメニューを今度は強い右でこなすという流れです。
こうすれば、弱い左にはガッツリ刺激が入るため成長速度は大きくなりますが、強い右にはそれなりの刺激しか入らないため成長速度は小さくなります。
すぐには難しいかもしれませんが、継続すればするだけ左右差を縮めることができるはずです。
2つ目は「弱い左を強い右に合わせる」というものです。
先述したパターンとは逆で、まずは強い右をアームカールで追い込み、7kg・10回・3セットできたとします。
そしてこの時、トータルの回数をメモしておきます (ここでは10回 × 3セットで30回) 。
そうしたら、今度は弱い左で同じ重さを扱い、回数が少なくセット数が多くなっても構わないので、メモしたトータルの回数をこなすという流れです (5回 × 6セットで30回とか) 。
こうすれば、強い右にはガッツリ刺激が、弱い左には超ガッツリ刺激が入ることになり、こちらのパターンもすぐには難しいかもしれませんが、継続すればするだけ左右差を縮めることができるはずです。
最後に
今回は「【初心者必見】筋肉の左右差の直し方 トレーニング・改善方法を紹介」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
先ほど、具体的なトレーニング・改善方法を2つ紹介しましたが、実はこれらのやり方はあくまでも私の経験論や知人のトレーナー論に基づくものであり、科学的な知見は特にありません。
そのため、どちらが良いのかは正直なところわかりません。
しかし、どちらも優秀なトレーニング・改善方法には間違いないかと思いますので、まずは2つとも試してみて、ご自身に合う方を選択していただければ幸いです。
もちろん、ここで紹介した以外に効果的なトレーニング・改善方法があるのであれば、そちらを選択された方が良いでしょう。
次回作もご期待ください。
参考文献
(1) A comparison of dominant and non-dominant hand strengths
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