札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
今回は「【筋トレ】重量が増えやすい種目・増えにくい種目があるって本当? part ②」というタイトルで記事を書いていきます。
はじめに
適切にトレーニングを継続すると、扱うことのできる重量は着実に増加しますが、種目によって程度には差が見られることがあります。
A というエクササイズでは3ヶ月で10kg以上増えたけど、B というエクササイズでは3ヶ月で1 〜 2kgほどしか増えていない、みたいに。
この原因・理由としては「慣れ」が考察され、前回「【筋トレ】重量が増えやすい種目・増えにくい種目があるって本当? part ①」で解説をしました。
内容を簡潔にまとめると、やり込んでいない種目は重量が伸びやすく、やり込んでいる種目は重量が伸びにくい、といった感じです。
しかし、上記のような状況が起こる原因・理由には「慣れ」以外にも、例えば「可動域の変化」「身体的特徴」「種目特性」など様々なものが挙げられ、全くもって珍しいことではありません。
すべてを説明するとかなり長くなるため、ここでは「可動域の変化」を取り上げます。
可動域の変化
まず、適切にトレーニングを継続すると、可動域が拡大 = 柔軟性が向上したとの報告がいくつもなされています。
この研究では、19 ~ 30歳の若年男女を「ストレッチグループ」と「トレーニンググループ」のいずれかに分け、合計8週間のプログラムを実施し、太もも裏の筋肉であるハムストリングスの硬さにどのような影響が及ぶのかについてを調べました。
ストレッチグループは上の写真左の「長座体前屈」を、トレーニングループは上の写真右の「ルーマニアンデッドリフト」を行い、介入前後でハムストリングスの柔軟性を評価したとのことです。
< 結果 >
ストレッチ | トレーニング | |
可動域の変化 (㎝) | + 6.1 ± 1.4 | + 6.6 ± 2.6 |
・両グループで可動域は同様に有意に拡大した。
先ほど紹介した研究と似た報告はいくつもなされており、適切にトレーニングを継続すれば、可動域が拡大 = 柔軟性が向上するとの結果が得られているようです。
ではここから本題に入りますが、例えば運動未経験者がいたとして、股関節を最大限に動かすルーマニアンデッドリフトに取り組んだとしましょう。
このエクササイズでは、主に太もも裏の筋肉であるハムストリングスが鍛えられ、数ある種目の中でも高重量を扱うことができます。
ごく普通に考えると、扱うことのできる重量は着実に増加するはずですが、人によっては一時的に重さが増えにくい時期が来るかもしれません。
勘の良い方ならもうすでにお気づきかと思いますが、その原因・理由が「可動域の変化」です。
つまり、
ルーマニアンデッドリフトに取り組むことで、ハムストリングスの筋力は増加かつ柔軟性も劇的に向上し、より深い位置まで上体の前傾が可能になった。今までは上体を少し前に倒しただけで、ハムストリングスの強い伸びを感じていたけれど、今では上体が床とほぼ平行になるところで、ようやくハムストリングスの伸びを感じ始める。「今まで」の可動域でルーマニアンデッドリフトを行えば、当然より重い重量を扱うことができる一方「今」の可動域でルーマニアンデッドリフトを行うと、動作の範囲が広く力学的に不利になりより重い重量を扱うことができない。なお、同じくハムストリングスが強化される別のエクササイズでは、みるみる扱うことのできる重量は増加した。
このような状況も起こると推測されます。
大したまとまりもなくグダグダ長文になりましたが、2連投のブログをもって何を伝えたいのかというと、
トレーニングの仕方が不適切な関係で「A というエクササイズでは3ヶ月で10kg以上増えたけど、B というエクササイズでは3ヶ月で1 〜 2kgほどしか増えていない」みたいなことはある。しかしながら、適切にトレーニングを継続していたとしても「慣れ」「可動域の変化」「身体的特徴」「種目特性」などの要因によって、重量が増えやすい種目・増えにくい種目があるのは仕方のないことで、よく見られる光景ですよ = 心配入りませんよ。
になります。
最後に
今回は「【筋トレ】重量が増えやすい種目・増えにくい種目があるって本当? part ②」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。