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ダイエット

NEATとは? 非運動性熱産生がダイエットに及ぼす影響について

札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。

今回は「NEATとは? 非運動性熱産生がダイエットに及ぼす影響について」というタイトルで記事を書いていきます。

NEATとは?

NEAT = ニートは「Non-Exercise Activity Thermogenesis」を略したもので、日本語では「非運動性熱産生」と呼ばれます。

文献によっては「非運動性身体活動」とか「非運動性活動熱産生」と訳されるときもあるのですが、しかしながら基本的には同じ意味です。

NEATは「意図的な運動以外の身体活動で消費されるエネルギー」を指しており、例えば掃除とか洗濯とか料理とか、そういった日常生活の中で使われるカロリーだと思っていただければ問題ありません。


ダイエットを成功させるためには、消費カロリーと摂取カロリーを比べた際、消費カロリーを摂取カロリーよりも上回らせる必要があり、そのアプローチの1つとして運動が推奨されています。

しかし「ウォーキングをはじめとした運動を取り入れたのに体脂肪が全然落ちない」という方は意外に多く、皆様の中にもこのようなご経験をお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか?

もしかしたらその原因は「NEATの減少」にあるかもしれません。

ダイエットプログラムが総エネルギー消費量に及ぼす影響について

Walking training in postmenopause: effects on both spontaneous physical activity and training-induced body adaptations

この研究では、平均年齢55歳前後の中年女性を対象に、13週間からなるダイエットプログラムを実施し、総エネルギー消費量にどのような影響が及ぶかについてを調べています (他にも様々な測定項目があるのですが、解説をわかりやすくするため省略しています)

エクササイズは週4回のウォーキングが採用され、前半1ヶ月目はやや楽なペースで40分、中盤2ヶ月目もやや楽なペースで50分、後半3ヶ月目はややきつめのペースで50分と、段階的に歩行強度を増大しました。

心拍数モニターで厳密に管理されていたわけではありませんが、主観的な運動のキツさは15段階中「11」⇨「11」⇨「13」となっており、一般的な早歩きの速度に相当するかと推測されます。

結果、34名いる参加者のうち「NEATが減少した人」と「NEATが減少しなかった人」がいることがわかりました。

彼女たちをグループ分けし、総エネルギー消費量を介入前と比較した数値が以下です。

減少した人 (15人)減少しなかった人 (19人)
1日あたりの総エネルギー消費量− 194 ± 158 kcal+ 218 ± 173 kcal

つまり、週4回のウォーキングを取り入れたにも関わらず、約半数の方はNEATが減少してしまい、ダイエットプログラムを実施する前よりも、総エネルギー消費量 = 消費カロリーが落ちてしまった、、、とまとめられます。


先述した通り、ダイエットを成功させるためには、消費カロリーと摂取カロリーを比べた際、消費カロリーを摂取カロリーよりも上回らせる必要があり、そのアプローチの1つとして運動が推奨されています。

が、逆に運動を頑張ることによって、それ以外の身体活動で消費される “はずだった” エネルギーが少なくなり、むしろ痩せにくくなるパターンが確認されたみたいです。

個人的な経験論が含まれますが、このようなデータが得られた背景には、運動を頑張ったことによる疲労の蓄積や安心感が関係しているかと思われます。

NEATが減少してはダイエットの成功から遠ざかってしまうため、ウォーキングにしろランニングにしろトレーニングにしろ、何か運動を取り入れる場合は「これまでの日常生活を極力キープする」ことを強く意識した方が良いかもしれません。

最後に

今回は「NEATとは? 非運動性熱産生がダイエットに及ぼす影響について」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

次回作もご期待ください。



札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。


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