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怪我

どれくらい落ちる? 長期間の安静が筋肉量や筋力に及ぼす影響について

札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。

以前「寝たきりの生活になると筋肉量や筋力はどれくらい減少するのか?」こんなブログをアップしました。

内容を簡単に説明すると、2020年までに公開されたベッドレスト (基本的に寝たきりの生活) の研究において、筋肉量や筋力に与える作用を分析し、それらをまとめた研究結果を紹介しています。

そんな中2025年つい最近、また新たなベッドレストに関連した報告がなされたようです。

今回は「どれくらい落ちる? 長期間の安静が筋肉量や筋力に及ぼす影響について」というタイトルで記事を書いていきます。

長期間の安静が筋肉量や筋力に及ぼす影響について

Twenty-One Days of Bed Rest Alter Motor Unit Properties and Neuromuscular Junction Transmission in Young Adults

この研究では、18 〜 29歳までの健康な若年男性を対象に、21日間のベッドレストが筋肉量や筋力にどのような影響を及ぼすのかについてを調べています。

総合病院にて実施され、体位逸脱予防のため室内ビデオによる監視を受け、仰向けと横ばいの姿勢のみ許可されたようです (枕を使用) 。

食事に関しては、エネルギー収支が均衡 (太りも痩せもしない) になるよう調整され、水分は自由に摂取しています。

結果、下記の通り筋肉量や筋力は有意な減少が確認されました。

項目変化率
大腿四頭筋断面積– 11.9%
外側広筋断面積– 11.7%
最大随意収縮– 23.1%

まず「大腿四頭筋断面積」ですが、これはそのまま太もも前の筋肉である大腿四頭筋 (全体) の断面積を指しています。

また、大腿四頭筋は内側広筋・中間広筋・大腿直筋・外側広筋の4部位から構成されており、その中の1つである「外側広筋断面積」も局所的に調べているのですが、その二項目とも萎縮が認められたようです。

次「最大随意収縮」ですが、これはザックリ「脚力」を測定したものだと捉えていただければ問題ありません。

つまり、21日間のベッドレストによって「太もも前の筋肉は約10%、脚力はその倍の約20%落ちた」と言えます。

個人的な感想

冒頭で触れたブログと中身がだいぶ被るのですが、やはり身体活動がない = 動かない状態が続くと、いくら適切な食事を確保できていたとしても、筋肉量や筋力は劇的に減少するみたいです。

もっとも、筋肉量や筋力は再度の身体活動によってこちらも劇的に回復するため、焦る必要は全くありません。

しかし、もしトレーニングを現在進行形で行っており、でも無茶をして大きな怪我を負い、長期間の安静を余儀なくされたとした場合、せっかく頑張って増やした筋肉や力が、一時的とは言えど状況によってはガクンと落ちてしまうことになるため、モチベーション等精神面に対しては、悪影響が及ぶリスクが十分に考えられます。

そのため、トレーニングを行う際は無理を避け、安全に細心の注意を払うよう心がけましょう。

最後に

今回は「どれくらい落ちる? 長期間の安静が筋肉量や筋力に及ぼす影響について」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

次回作もご期待ください。



札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。


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