札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
お客様からよく頂戴するご質問の1つに「トレーニング前の食事」があります。
インターネットなんかで検索をかけると「トレーニング前にはしっかりと食事をした方が良いですよ。エネルギーを充電することで効果的なトレーニングが実施できます」と解説しているコンテンツを多く目にしますが、これ本当なのでしょうか?
今回は「トレーニング前の食事内容で筋トレの質 = パフォーマンスが変わるって本当? 前編」というタイトルで記事を書いていきます。
トレーニング前の食事内容がパフォーマンスに及ぼす影響について
この研究では、トレーニング経験のある若年男女を対象に高炭水化物食・高脂質食・低カロリー食、以上3つの栄養条件でパフォーマンスがどのように変化するのかについてを調べています。
高炭水化物 | 高脂質 | 低カロリー | |
トータルカロリー (kcal) | 583 | 576 | 3 |
炭水化物 (g) | 103 | 25 | 0 |
脂質 (g) | 10 | 44 | 0 |
タンパク質 (g) | 20 | 21 | 0 |
各条件の内訳はこんな感じで、高炭水化物食と高脂質食は等カロリー、しかしながら低カロリー食も心理的なバイアスを避けるため「トータルのカロリーは全部同じだよ」と参加者には説明をしたみたいです。
セッションは少なくとも4日間の休息日を挟んで、朝7時 〜 9時の間に3回行われ、それぞれの食事を終えてから2時間後にスクワットやベンチプレスを3セットずつ、80%1RMの負荷を扱い限界まで追い込みました (約90分のトレーニング) 。
前日夜の食事にも指示が出されており、大まかな流れのイメージを記述するとこのようになります。
・月曜日:朝7時に研究室に集合。前日日曜日夜の食事から10時間経過。高炭水化物食を摂り、その2時間後トレーニング開始。反復回数を記録する。
・土曜日:朝7時に研究室に集合。前日金曜日夜の食事から10時間経過。高脂質食を摂り、その2時間後トレーニング開始。反復回数を記録する。
・木曜日:朝7時に研究室に集合。前日水曜日夜の食事から10時間経過。低カロリー食を摂り、その2時間後トレーニング開始。反復回数を記録する。
結果、反復回数やボリュームは条件間で有意な差が認められず「トレーニング前の食事における栄養素やエネルギーの違いは、トレーニングのパフォーマンスに影響を及ぼさない」と結論付けられました。
冒頭で触れた通り「トレーニング前にはしっかりと食事をした方が良いですよ。エネルギーを充電することで効果的なトレーニングが実施できます」と解説しているコンテンツを多く目にしますが、どうもこの研究結果を見る限り、何を食べようと食べなかろうと、パフォーマンス = 筋トレの質は変わらないみたいです。
しかし一方で、これと似たような研究はいくつか行われているのですが一致した結果は得られていなく、状況によってはトレーニング前の食事がパフォーマンスを高める可能性が示唆されています。
それに関しては次のブログで詳しくお伝えしますので、今日はここら辺で一旦ストップとしましょう。
最後に
今回は「トレーニング前の食事内容で筋トレの質 = パフォーマンスが変わるって本当? 前編」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。