札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
つい先日、東京開催の世界陸上競技選手権大会も無事終わりを迎えたわけですが、そんな話をお客様としていたところ「人種によってフィジカルには差がある気がします。が、どうなんですかね?」とのご質問をいただきました。
今回は「人種によって得意なスポーツが違うとか筋肉のつきやすさが違うとかありますか?」というタイトルで記事を書いていきます。
結論
はじめに結論からお伝えすると、人種によってフィジカルには差があり、得意なスポーツや筋肉のつきやすさが異なる可能性は十分に考えられるでしょう。
ケニア人と日本人における下肢の特性について
マラソンは、日本でもかなり馴染みの深いスポーツ競技として知られていますが、歴代の世界記録を見てみると、性別に関係なくほぼケニアとエチオピアが上位を占めています。
下のスクショは「Wikipedia」より引用した男子のタイム一覧です。
おそらくマラソンに詳しくない方でも「アフリカ勢は強い」といった印象を持たれているかと思います。
では、なぜケニアやエチオピアの選手のみが、ここまでの好成績を残すことができるのでしょうか?
この研究では、ケニア人と日本人の男性を対象に下肢の特性についてを調べています。
下は4歳から上は30歳まで、長距離のアスリートもいればそうでない人もおり、全部で676名の下腿長(スネの長さ)・アキレス腱長・内側腓腹筋厚(ふくらはぎの筋肉の厚み)を測定しました。
結果、ケニア人は日本人と比較して、下腿長は長く・アキレス腱長も長く・内側腓腹筋厚は薄かったとのことです。
省略している評価項目もいくつかあるのですが、つまりケニア人と日本人では脚の構造に違いが認められ、遺伝的要因に由来する可能性が示唆されたと言えます。
これ系のトピックはセンシティブな側面を孕んでおり、扱いが難しいためブログに投稿しようかどうか悩んだのですが、民族間の優劣や偏見・差別等の感情は一切排除したうえで個人的な見解をお伝えすると、やはり人種によってフィジカルには差があり、得意なスポーツや筋肉のつきやすさが異なる可能性は十分に考えられると把握しています。
もっとも、競技の成功要因には食文化・環境・トレーニング方法・戦略・チームワークといった様々な要素が求められるため、生まれ持ったフィジカルが全てを決定することはまずありません。
しかしながら、先ほど紹介した研究と似たような報告はいくつか存在し、その結果を眺める限り人種間で身体的特性が違うのは事実で、ということを考慮すると、得意なスポーツや筋肉のつきやすさが異なっていたとしても何ら不思議ではないでしょう。
最後に
今回は「人種によって得意なスポーツが違うとか筋肉のつきやすさが違うとかありますか?」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。
札幌市近郊にお住いの方は、
ぜひ フィットメソッド をご利用ください。