札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
今回は「上腕二頭筋・上腕三頭筋があるならどこかに “一頭筋” もありますか?」というタイトルで記事を書いていきます。
結論
これ、定期的にお客様からお受けするご質問の1つで、私も一時期同じ疑問を持っていたのですが「一頭筋」と名のつく筋肉は (残念なことに?) ありません。
筋頭
一般に、私たちが「筋肉」と呼ぶものは厳密に「骨格筋」と言われ、大小合わせて約200個の存在が確認されており、関節を跨いで骨に付着し、弛緩と収縮 (伸び縮み) を繰り返すことで身体を動かしています。
骨格筋は、その形状から紡錘筋 (ぼうすいきん) ・羽状筋 (うじょうきん) などに分類されたり、その性能から速筋 (そっきん) ・遅筋 (ちきん) などに分類されたり、その配置から屈筋 (くっきん) ・伸筋 (しんきん) などに分類されたりするのですが、基本的な役割は先述した通り「身体を動かす」です。
「身体の中心からの距離」という観点でも、骨格筋の部分にはそれぞれ名称がつけられており、身体の中心に近い場所は「筋頭 (きんとう) 」中央部は「筋腹 (きんぷく) 」身体の中心から遠い場所は「筋尾 (きんび) 」と呼ばれています。
そして、骨格筋には筋頭が枝分かれしているタイプが散見され、1つのものは「単頭筋」2つのものは「二頭筋」3つのものは「三頭筋」4つのものは「四頭筋」です。
よって、上腕二頭筋・上腕三頭筋は、それぞれ「上腕、つまり二の腕にある2つの筋頭を持った筋」「上腕、つまり二の腕にある3つの筋頭を持った筋」になります。
「二」とか「三」とか数字が筋名に入っていると、出席番号的に「一」とか「四」とかを思い浮かべるかもしれませんが (事実私がそうでした) 、どうも違うようでこれは筋頭の数を指しているみたいです。
上腕二頭筋・上腕三頭筋以外にも、例えば太ももの前「大腿四頭筋」とか、太ももの裏「大腿二頭筋」とか、数字が筋名に含まれる骨格筋は何個か見当たりますが、それらも考え方は同じになります。
最後に
今回は「上腕二頭筋・上腕三頭筋があるならどこかに “一頭筋” もありますか?」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
ちなみに「一頭筋」と名のつく筋肉はありませんが、タイプとして筋頭が1つの「単頭筋」は豊富に存在します。
次回作もご期待ください。
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