札幌市中央区東本願寺前駅にある、初心者向けスポーツジム フィットメソッドです。
今回は「筋トレで肘に巻くサポーター的な物は何ですか? エルボースリーブの効果について」というタイトルで記事を書いていきます。
筋トレで肘に巻くサポーター的な物は何ですか?
インターネットやSNSで筋トレ動画を眺めると、肘にサポーター的な物を巻きつけている方をチラホラ見る機会があるかと思います。
これは「エルボースリーブ」と呼ばれており、ベンチプレスやショルダープレスをはじめとしたプレス系のエクササイズで主に用いられ、例えば肘関節の保護であったり、フォームの安定性を高める目的で使われるのが一般的です。
また、扱える重量の増加・反復できる回数の増加にも有効性があると言われ、皆様の中にも愛用されている方は意外と多いのではないでしょうか?

こういったトレーニングアイテムは、エルボースリーブ以外にもウエイトベルト・リストストラップなど多々存在し、使用の是非に関してはトレーナーの間でも議論が度々起きるのですが、最も重要視すべきところは巷で囁かれているような効果が「本当にあるのかどうか?」でしょう。
エルボースリーブがトレーニングのパフォーマンスに及ぼす影響について
The Effect of Neoprene Elbow Sleeves on Bench Press and Shoulder Press Performance
この研究では、トレーニング経験を有する若年男女を対象に、ベンチプレス & ショルダープレスの、1RM(最大挙上重量) & 85%負荷での最大反復回数を、エルボースリーブ「有り」&「無し」の条件下で測定し、どのような違いが生じるのかについてを調べています。
大まかな流れはこんな感じです。
・第一月曜日:ベンチプレスの1RM & 85%負荷での最大反復回数を、エルボースリーブ有りで測定
・第一木曜日:ショルダープレスの1RM & 85%負荷での最大反復回数を、エルボースリーブ無しで測定
・第二月曜日:ベンチプレスの1RM & 85%負荷での最大反復回数を、エルボースリーブ無しで測定
・第二木曜日:ショルダープレスの1RM & 85%負荷での最大反復回数を、エルボースリーブ有りで測定
< 結果 >
・ベンチプレスの1RMは、エルボースリーブ有りの方が「1.6 ± 2.6 kg」大きかった。
・ベンチプレスの最大反復回数は、エルボースリーブ有りの方が「1.1 ± 1.6 回」多かった。
・ショルダープレスの1RMは、エルボースリーブ有りの方が「2.0 ± 2.9 kg」大きかった。
・ショルダープレスの最大反復回数は、エルボースリーブ有りの方が「1.2 ± 1.4 回」多かった。
結論として、エルボースリーブはベンチプレスとショルダープレスのパフォーマンスを高める可能性が示唆されたとまとめられます。
では、なぜこのような研究結果が得られたのかというと、エルボースリーブの「反発力」が候補に考えられるとのことです。
バーベルを下ろす局面で弾性エネルギーが蓄積され、バネに似た作用が生じたとイメージしていただければ問題ありません。
恥かしいことに、エルボスリーブに関しては知見が狭く、私自身がメリットとデメリットを十分に把握できていないため、当施設では積極的に取り入れていません。
しかし「ベンチプレスとショルダープレスのパフォーマンスを高める可能性が示唆された」のは事実であり、プレス系エクササイズを実施するときは試しに装着してみるのも良いでしょう。
最後に
今回は「筋トレで肘に巻くサポーター的な物は何ですか? エルボースリーブの効果について」というタイトルで記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
次回作もご期待ください。

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